暮らし方改革 室温編NO3

新築時でも効果はありますが、リフォームで室温を保つために効果的な所は、ズバリ「窓」です。

窓を見直すとかなり変わります。


窓は夏の熱を約7割流入し、冬は約6割流出してます。

つまり、家全体の熱を窓が大きく影響していることになります。

日本では窓の重要性があまり認識されておりませんが、世界ではU値に関して最低基準を設けており特に断熱基準の厳しいヨーロッパではこの基準を守らなければ改善命令が下される場合もあります。

U値とは熱貫流率で、1㎡当たりかつ1時間当たりに通す熱量。

数値が小さいほど熱の出入りが少なく高性能。


フィンランド:1.0以下 イギリス:1.8以下 ドイツ:1.3以下


日本においては最低基準がないので、築年数の古い住宅で使用している窓ガラス(アルミ枠に一枚ガラス)ですと、6.5w/㎡kといった断熱性能の低い窓を使用しているのが多いです。


現在、日本の既存住宅(実用しているもの)は約5200万戸。

このうち約80%はこのレベルの窓ガラスです。


ちなみに韓国の最低基準は2.7w/㎡kで推奨基準は1.6w/㎡kです。

中国でも最低基準を設けてあり、2.5w/㎡kです。

こうしたことから、日本の窓の性能は世界に比べて非常に低レベルというのが分かります。


既存住宅のみならず、未だに新築でも使用している会社もあるので、購入時には窓の性能を示す等級記号、★マーク4つで2.33w/㎡kなので、目安にしてください。

住みやすさで好評の印西市にある、大東建設が手掛けるエキシービレッジ印西牧の原~ゆかりの杜~は全窓樹脂製窓を使用。U値は1.31w/㎡k。世界レベルです。