お家のメンテナンスと時期について

お家のメンテナンスと費用について

 大東建設のお家コラムでは、これから住まい選びをしようという方や、住まいに対するお悩みをお持ちの方などに、住まいにまつわるお役立ち情報をお届けしてまいります。

今回は、お家のメンテナンスコスト(修繕費用)についてご紹介いたします。


【お家を永く住み続けるために、大切なことです】

 せっかく購入したお家を永く住み続けるために、お家のメンテナンス(修繕)は大切なことです。マンションとは異なり、一戸建ての場合、所有される方がお家の管理をする必要があるため、できればお家を購入される時に、販売会社とメンテナンスのご相談をするのも重要なポイントになります。

 特に建売住宅の場合、あらかじめ選ばれた素材や設備を使っていますので、それらのメンテナンス期間の確認も大切になってきます。合わせて、メンテナンスや一般的な交換の間隔・期間も確認する必要があります。


【メンテナンスは大きく分けて、外観と室内】

 お家のメンテナンス・修繕は外観と室内に大きく分けることができます。それぞれについて、細かく見てみましょう。なお、お家のメンテナンスについては、「マイホーム維持管理の目安」(住宅金融支援機構)をもとにまとめております。


【外観のメンテナンスは、建物を美しく、強く保つために】

 外観のメンテナンスは主に、外壁・屋根、そして基礎や構造といった箇所にあたります。その目的は、見た目の美しさを保つというものもありますが、お家の最も大切な躯体(くたい)と呼ばれる箇所も含みます。災害からお家を守るという、建物の強度を保つことも大切なメンテナンスです。

  • 外壁 おおむね10年から15年で全面補修(状態により異なります)

     金属板や金属系のサイディング壁は3年から5年ごとに塗り替え


  • 屋根 素材により、10年(金属葺き)から30年(瓦葺き)で全面補修

     (状態により異なります)雨どいは7年から8年(状態により異なります)


  • バルコニー 10年(鉄部)から20年(木部・アルミ部)で全面補修(状態により異なります)

 

  • 基礎・構造体 20年から30年で土台を除く個所の取り替え(状態により異なります)

 主にこれらの箇所が対象となりますが、大きなポイントは、状態により異なること。これは、温度や湿度、日照時間などの自然環境・天候に大きく左右されてしまうことが原因です。また、素材により修繕費も大きく異なるため、購入される(お住まいの)お家に使われている素材がどんなものかということも、メンテナンスのための資料や参考としてまとめておくことが大切です。


【室内のメンテナンスは、快適で安全に住み続けるために】

 室内のメンテナンスは主に、快適な生活を送るため、また、安全に設備を使うためのものになります。

  • 内壁 クロスや化粧合板など、状況によって交換・修繕(状態により異なります)
  •  6年(カーペット)から25年(畳)、また状況によって交換・修繕(状態により異なり

    ます)

  • 浴室 10年から15年で取り替えを検討(状態により異なります)
  • 給排水設備 10年から20年で取り替えを検討(状態により異なります)

        水栓パッキンのような消耗品は3年から5年で交換

  • ガス設備 給湯器は10年、ガス管は15年から20年で取り替えを検討(状態により異なります)


【メンテナンスのコストを抑えるには?】

 ここまで、外観と室内に分けてお家のメンテナンスとその間隔についてまとめてみましたが、状態により大きく異なるケースが多いだけでなく、費用も大きく異なる場合があります。しかし、そのコストを抑える方法もあります。

  • こまめな点検、メンテナンスを行う

 例えば水回りやガス設備であれば、水道局やガス会社による定期点検があります。こうした点検を受けることで、設備の不具合や劣化をあらかじめ知ることができます。同じように、建築会社が行う定期点検(無料の場合もあれば有料の場合もあります)を受けることで、大掛かりなメンテナンス・修繕の期間を延ばすことも可能です。いわば、お家の健康診断を受けることで、長い目で見た場合のメンテナンスコストを抑えることにつながります。


  • 耐久性の高い素材を使う、耐久性の高い素材を使ったお家を選ぶ

 外壁材や屋根材については、素材の違いから修繕・交換の間隔(サイクル)が大きく異なります。お家を買う時は少し高めでも、メンテナンスコストを安く抑えることができれば、トータルでは安く抑えられたというケースも少なくありません。お家を購入する時に、どんな素材が使われているか、その耐久性はどのくらいなのかを確認するのが大切な理由の一つでもあります。


【メンテナンスのために、「修繕積立」をしておくとさらに安心】

 マンションなどの集合住宅の場合、毎月修繕積立金などがかかりますが、一戸建ての場合、すべて所有者が行わねばなりません。「修繕は買ってから先の話」ではありますが、ガス給湯器でも10万円から20万円、外壁の補修ともなれば100万円から200万円と、費用の幅もありますが、金額もそれなりにかかります。そうした修繕のための費用として、毎月1万円から2万円を積み立てておくと、メンテナンスもしやすくなります。


【まとめ】

 今回は、お家のメンテナンスコスト(修繕費用)についてご紹介しました。大東建設では、外壁には長期にわたる耐久性を誇る「ヘーベルパワーボード」、屋根材は耐久性に優れた「三州瓦」を使用するなど、永く快適にお住まいいただくために、選び抜いた素材を使用しております。(詳しくは、それぞれの名称をクリックすると、各ご紹介ページにジャンプします)また当社では、住まいづくり、住まい選びに関する様々な疑問、お悩みも承ります。ぜひお気軽にご相談ください。